MySQLには、サンプルデータベースとして、worldとsakilaという2つのデータベースが格納されています。データベースを学習する上でとても便利なものですので、積極的に活用し、MySQLの理解を深めていきましょう。
サンプルデータベースの種類
MySQLをインストールすると以下2つのサンプルデータベースも併せてインストールされます。
| データベース | 内容 |
|---|---|
| world | 世界中の国や都市の情報 |
| sakila | レンタルDVD店の商品や取引の情報 |
worldデータベースは、フィンランドの公式統計データを提供するStatistices Finlandが提供するデータを利用して、開発されました。実際の世界の都市や国、使用されている言語の情報などが格納されています。統計データが若干古いため、人口や都市名など最新の情報とは異なりますが、今でも十分参考になりますし、データベースを学習するには問題ありません。
Salilaは、レンタルDVD店の商品や取引の情報を含み、MySQLの機能であるビュー、ストアドプロシージャやトリガーを学習するのに最適です。
他にも、以下のサイトから別のサンプルデータベースをダウンロードすることができます。
http://dev.mysql.com/doc/index-other.html
上記サイトからダウンロードできるemployeeというサンプルデータベースは、レコードが4万以上ある約160MBのデータを持つ大きなデータベースです。会社の従業員情報を格納するデータベースであり、実務でも参考になる実用的なものとなっています。
次の記事から、サンプルデータベースworldを使って世界中の国や都市についていろいろ探っていきましょう。
