テーブルに格納されたデータを更新するにはUPDATE文を使用します。

UPDATE基本構文
UPDATE テーブル名 SET <列名1> = <値1>, <列名2> = <値2>, … WHERE <条件式>;

INSERT文では指定しなかった列の値はデフォルト値もしくはNULLが格納されますが、UPDATE文では指定した列のみ更新が行われます。
WHERE句に指定された抽出条件に該当する行の列名1を値1に、列名2を値2に、…という具合に更新します。値には、定数、NULL、集合関数、計算式等を指定します。

WHERE句を書かない場合は、全行が更新対象になります。

実際にUPDATE文を用いてデータを更新してみましょう。

> UPDATE stuff SET description = 'ダウンタウン、浜田の相方' WHERE name = '松本';

WHERE句で指定した条件に基づいて指定された列の値を、SET句で新しい値を指定し、更新します。上記例では、「name」列の値が「松本」となる行の「description」列の値を更新しています。

ちなみにWHERE句を付けずにUPDATE文を実行したらどうなるでしょう。WHERE句は必須ではないので、そのUPDATE文はエラーにはならず、全件更新されてしまいます。
もしこれが、ショッピングサイトの顧客テーブルだとして、苗字を「山田」に更新したいときにWHERE句を付けずにUPDATE文を実行すると、全顧客の苗字が「山田」になってしまいます。こんなことをやってしまったら、と、思うとゾッとします。